2012年6月27日水曜日

世の中の間違った常識1


まずは、皆さんに知識をつけてもらいたいので、間違った常識シリーズをお送りします。

世の中の間違った常識①
夜中に食べると太るはウソ


まず、結論を言います、太りません。 

例えばあなたが、夜中に500kcal分のケーキを食べたとします。 
すると、あなたは「あーあー夜中にこんな高カロリーなもの食べちゃった…太るわ」といった具合に思うはずです。 

では、逆に質問します。 

なぜ同じものを摂取しているのにも関わらず、夜中だと太り昼間では太らないのでしょうか。
「いや、それは夜は寝るだけでカロリーを消費しないからでしょ?」こんな反論が返ってくるかもしれません。 
いえ、しかしですね、500kcalは例え地球がひっくり返っても絶対に500kcal以上にはならないんです。 
もし、500kcal以上になった場合には、エネルギー保存の法則に反するので物理学者があなたを研究対象にして永久機関を作ろうと企てるはずです。

つまり、何が言いたいかというと、どの時間帯にケーキを食べようと、その時間による影響は受けず、消費カロリーと摂取カロリーの関係のみで体重の増減は決定するということです。

もう一度言います。
食事の時間や食後、カロリーを消費するかしないかに関わらず消費カロリーと摂取カロリーの関係のみで体重は決まります。 
ですから、あなたが夜中に食べて太るのは、夜中に食べているからではなく摂取カロリーの方が単に多いからです。
ちなみに、以上の理由から朝なら食べても太らないも真っ赤なウソです。
ついでに言っておくと、栄養の吸収率というのは時間に関係なく常に95%以上です。

ちょっと詳しい方用の番外編
「夜に食事をすると太る理由は、夜は寝るだけでカロリー消費がないからではない!BMAL1(ビーマルワン)のせいだ!」という方がいるでしょう。
BMAL1とはなにかというと、脂肪を溜めこもうとするタンパク質のことです。
このタンパク質は夜10時以降になると量が増えます。
したがって、夜にとった食事はそうでない時に比べて脂肪をたくさん体内に取り込んでしまいます。
これは事実です。


ですけど、よーく考えてください。
BMAL1が少ない時には体はエネルギーを吸収しないのでしょうか?
いえ、ちゃーんと吸収しています。
ふむ、どういうことかというと、BMAL1が多い時とそうでない時の差は、要は体に吸収されるエネルギーの形態が違うだけなんですね。
なので、BMAL1が多かろうと少なかろうと、500kcalの食事から吸収されるエネルギーはやはり500kcalに過ぎないのです。
脂肪として体内に吸収されるか、あるいはすぐに使える形(グリコーゲン)で筋肉中に貯蔵しておくかの違いにすぎません。
どんな形で体内にエネルギーが吸収されても、吸収された分を消費しさえすれば一緒です。
(BMAL1により脂肪がため込まれても消費カロリー>摂取カロリーの状態であれば、結局その脂肪も使われてなくなっちゃうんです。)


結論:体重を減らしたければ、食事の時間など気にせず 消費カロリー>摂取カロリーの状態を維持せよ。

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